「和裁」とは日本の伝統であり、いつまでも受け継いでいきたい文化です。そのひと縫いひと縫いを丁寧にそして思いを込めていくことで、着物が美しい仕上がりになっていきます。その技と心は、一度習得すれば、一生の職にもなります。
附田和裁研究所・和裁に関するQ&A
和裁技能士とはどのような仕事ですか?
着物はお客様の寸法に合わせ、着用した時の柄の入り方を見通して仕立てます。洋裁とは違い、型紙はありません。そのため、着物を仕立てるためには、和裁に対する深い知識と豊富な経験が必要です。
和裁技能士とは、反物から1着の着物を仕立てるために必要な技術レベルを認定する国家資格です。附田和裁のほとんどのスタッフが1級を取得しています。
織笠 あゆみ さん
和裁の魅力ってなんですか?
まずは柄の美しさでしょう。着物を着た時に、この柄が美しく映えるように布を裁断して柄を合わせます。仕上がった着物をお客様が体に当てている写真を見ると、喜びと感動でいっぱいになります。
附田和裁では、1着の着物を最初から最後までひとりで仕上げます。デリケートな反物を大切に扱って仕上げること、納期をきちんと守って納めること…そして仕上がった着物に袖を通しているお客様を想うと、とてもやりがいを感じます。
中村 幸江 さん
附田和裁の良いところを教えてください。
家族のように和気あいあいと仕事をできるところです。それぞれの家庭のことや子育てのことなど、気兼ねなく話をできる仲間たちの存在はとてもありがたいです。
私はここで29年くらい働いていますが、先輩方が色々と指導してくれ、子育てと両立しやすいように配慮してくださり、産後も受け入れてもらえたおかげで、ここまで長く続けてくることができました。一生できる仕事だと思っています。
中村 沙矢香 さん
長谷川 英子 さん
どんな人と一緒に働きたいですか?
責任感がある人ですね。ここでは分業で仕立てるのではなく、ひとりが1着を仕上げます。納期に忠実に仕立てられることが大事です。
また手先が器用な人や細かい仕事が好きな人、あいさつをしっかりできる明るい人、めげない人など…。いろいろありますが、一番大切なのは、『作ってみたい』という意欲があるかどうかでしょう。
長谷川 英子 さん
附田和裁の社会参加
ジャパンデー
日本の文化を知っていただく為、米軍基地で年に1回「ジャパンデー」が開かれております。
その中で私共の会社では日本の装い楽しんでもらおうという試みをしております。
花や鳥などの絵柄の美しい着物の着付けを手伝いました。ファミリーで記念写真を撮り喜んでいました。
附田和裁研究所について
社名 | 有限会社 附田和裁研究所 |
所在地 | 〒033-0123 青森県三沢市堀口17-367 電話:0176-54-2362 FAX:0176-54-2376 |
代表 | 附田 ミサ |
設立 | 昭和63年6月 |
事業内容 | 高級和裁縫製(国内仕立て、手縫専門店) 和裁技能士育成(和裁を勉強したい方も歓迎します) |
主要取引先 | ナショナルチェーン店 専門店 問屋 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
休日 | 日曜・祝日 |
従業員数 | 40名 |